メインストリート
リニューアルした川崎のクラブチッタで、あの伝説の動員数を記録したダンスイベントが復活!「メインストリート」が2002年5月4日に行われた。
このイベントの再開を待っていた人も多かったんじゃないでしょうか。二年前と変わらない質の高いダンスチームを揃えて「メインストリート」が再びチッタで行われるとあってOPENが12時と普通のイベントよりも遅めであったが、チッタ前には豪華ダンスチームのショウタイムを見ようと長蛇の列!OPENと同時に人がなだれ込み、ハコはほどよいパンク状態に。
メインストリートが他のイベントとの差を見せるおいしい特徴といえば、超豪華なDJ陣とMC ZEEBRAの存在。現在では大物アーティストとなったZEEBRAがMCを勤務めるのは、やはり歴史があり、ダンス界を育てたイベントだと言っても過言ではないはずのこのイベントだけである。
ZEEBRAが現れると会場は火がついたように盛り上がりSHOWタイムがスタート!
TOPを飾ったのは「DIGITAL JUNKEEZ」。勢いのあるパフォーマンスで、これから始まるSHOWTAIMEに対する期待感を高めてくれ、まさにスタートにふさわしいといった感じだった。
それを皮切りにHIPHOPがメインで多くの有名ダンスチームが続々と登場。全体的にHIPHOPで言うと、流行りのスタイルであるシェイクがメインだったような気がする。
中盤には、B-GIRL独特の雰囲気満載のダンスを見せてくれた「CHOCO BALL」をバックダンサーに迎え、このイベントのホストでもある「RAHA」さんのLIVE SHOWがあり抜群の歌唱力を披露。
今回、注目の異色ユニット「TEAM B-BOY PARK」は、やはりB-BOYバトル常連が集まって構成されていただけあって、それぞれ個人のソロのクオリティーも高かったが、流れや構成も非常に凝っており、会場では彼らが技を決める度に拍手や声援が飛び交った!
トリはおなじみの「SOUND CREAM STEPPERZ」。このチームに説明はいらないと思うけれど、あえて言うならば、これはストリートダンスチームでありエンターテイメントチームである!と断言できるくらい、なんともいえないグルーブ感あふれる熱いダンスに観客の目はくぎ付け。割れんばかりの拍手が鳴り響く中、すべてのSHOWが終了。
と、いった感じで、新しいチッタでの「メインストリート」でも、以前と変わる事なく、盛り上がったと思われる。次回は来年を予定。今回はやっぱりメインストリートはすごいイベントだと語り継がれるにふさわしいものだった。ここ最近でもビミョーに動き続けてきているダンス界だが、それに合わせた次回のメインストリートの動きに注目しておきたいところである。
2002年5月4日