杢人拳PARTY
今回、80組以上のエントリーを集め、新宿SUDIO M'sにて2on2ブレイキンバトルが行われた。
毎回様々な地域からB-BOY、B-GIRLが集まるこのイベント。
今回はゲストバトラー4組を迎えハイレベルな激闘を繰り広げた。
関東から殿岡&鯨、MOMO&YURIE、そして関西からKAKU&YOSSHI、SHIE-CHAN&NAGI。
またショータイムには若手を代表するARIYAやaerstix sideなど豪華なメンツも出演。
ヒューマンビートボックスの生ライブでのルーティーンや体の柔らかさを生かしたルーティーンで会場を魅了した。
メインになるバトルの方では予選から個性溢れるスタイルやパワーで終始会場を盛り上げていた。
今回、B-GIRLの出場者も多く、まったくB-BOYにも引けをとっていなかった。
今後のB-GIRLへの注目を大きく期待させた。
本選に入り、ゲストバトラーを加えた闘いになり、会場は一気にヒートアップ。
殿岡&鯨の息の合った隙のない個性的なルーティーン、MOMO&YURIEのB-BOY顔負けのパワー&スタイル、SHIE-CHAN&NAGIの計算し尽くされたような試合運び、KAKU&YOSSHIの世界レベルのダイナミックなパワー。
ゲストバトラーにふさわしい最高のバトルを見せた。
本選に残った出場者もすごく個性的でいて、スキルもあって、まだまだこれからうまくなって世界で活躍を期待できる人たちだった。
決勝はゲストバトラーのSHIE-CHAN&NAGI、KAKU&YOSSHIの関西勢2組が残り闘った。
どちらも日本だけでなく世界で活躍するB-BOYとB-GIRL。バトルの見せ方や盛り上げ方も最高だった。
どちらが勝ってもおかしくない闘いだったが、優勝したのはKAKU&YOSSHI。
今回、時間を忘れてしまうほど中身の濃いイベントだった。
これからも今のブレイクシーンを引っ張っていく良いイベントを続けていってもらいたい。
余談ですが、途中こんな会話があった。
『今回集まった皆はブレイクダンスが好きで集まった人たちだと思う。
だったら最後まで楽しんで、応援して、声出してイベントを盛り上げよう。』
確かに最近のイベントの傾向として、負けたら終わりですぐ帰ってしまう。
良いムーブをしても周りが反応しない。
今回も少なからずこうゆう所はあった。
これはイベント主催側ではどうすることもできません。
イベントに遊びに来る人たち、出演する人たち全員でイベントを盛り上げていかないと無くならないことです。
みんなそれぞれ、その時その時のイベントために頑張っているはずです。
そうゆう人たちを周りで応援し合えば、自然とイベント自体も盛り上げていけるはず。
ダンスシーンはイベント主催側が造り上げていくものではありません。
ダンサー1人1人が協力し合って築き上げていくものです。
今後のダンスシーン向上のためにもと思い、余談とさせてもらいました。